コース: クリエイティブな組織を作るには

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成長を助けるフィードバックを与える

成長を助けるフィードバックを与える

映像業界を変えたピクサーの共同設立者、 エド・キャットマルの言葉を 紹介します。 「正直になるのは難しいが、 これは優れた作品を生み出すための 唯一の方法だ」 クリエイティブな組織とは、 発想やフィードバックが 自由に飛びかう組織なのです。 でも、多くの人がフィードバックを 相手への否定的な行為と感じ、 敬遠しています。 ピクサーのように クリエイティブな組織を作るには、 相手を叩くのではなく 成長の助けとなるような形で、 意見やフィードバックを提示する 必要があります。 フィードバックはタイムリーに、 人格ではなく意見や行動に 的を絞って行います。 年に1度や2度だけするものでは ありません。 事態が移り変わる中で 間合いを置くことなく、 個別のアイデアや行為についての 異なる視点を、いろいろな形で 繰り返し共有します。 フィードバックには、状況、行動、 影響を意味する SBI モデルを使います。 状況とは、実際の状況や想定する シナリオです。 その行動や発想が出た時と場所、 例えば「先週、あなたが主導した ブレーンストーミングの場で」 などと言えば、何についての話なのかを 相手が理解しやすくなります。 よくある失敗が、 状況を特定しないフィードバックです。 「あなたはいつも」という調子で 一般化してしまうと、次に何を言っても 真剣に受け取ってもらえません。 次の行動とは、 対象となる行動やアイデアです。 相手の意図や動機、人間性などには触れず、 実際の行為だけに絞ることが重要です。 「あのブレーンストーミングでは、 人の発言に途中で 割り込んでいたようですが」と言うほうが、 「あなたが開く会議は圧迫的です」や 「自説ばかり主張しますが」 などと言うより効果的です。 その人を尊重しながら個別の行動や 意見について見解を提示すれば、 相手も対処ができます。 最後の影響とは、今述べた行動が、 状況やほかの人や結果に及ぼした 影響の説明です。 ここまでの例に続けてみましょう。 「ブレーンストーミングで、 人の発言に途中で 割り込んでいたようですが、 みんな口が重くなって、 よい案が十分聞けなかったのが 気がかりです」 単なる好みやダメ出しではなく、 相手と一緒に達成したい成果に 影響しそうな気付きを 共有するという前提が重要です。 このような方法を身につけるには、…

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