コース: 心理的安全性の高い職場環境を作る

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仕事の意義と意味を考える

仕事の意義と意味を考える

職場やチームを構成するメンバーを鼓舞し 内発的な動機つけにより 仕事に取り組むことができるように メンバーの仕事と目的意識を つなげる働きかけについて 理解します。 あなたはなんのために働いていますか。 前のレッスンをご覧になった方は 心理的安全性と 仕事の責任を果たすことのバランスについて どちらも重要だということを ご理解いただいたと思います。 その心理的安全性と 仕事の責任を果たすの両方を 効果的に機能させるものが 働く意義や意味です。 働くということは、 自分と社会との繋がりを持ち、 新たな価値を生み出し、 誰かを幸せにする活動です。 3人のレンガ職人という寓話を 聞いたことがあるでしょうか。 ある町に旅人がやってきて、 最初のレンガ職人に 何をしているのですかと訊ねました。 彼はレンガを積んでいるんだと言いました。 そして、2人目の職人に訊ねると、 彼は家族を養っているのだと答えました。 3人めの職人に訊くと、 街の人々の幸せのために 大聖堂を建てているのだと答えました。 3人ともレンガを積み上げるという 作業をしていたのですが、 3人目のレンガ職人には、 単なる作業を超えた大きな目的意識が ありました。 自分がやっている作業が レンガを積むということであっても そこに自分よりも遥かに大きな 意味を見出すことによって、 自分自身がより夢中になり、 素晴らしい価値があることを やっているのだと、 自分自身を鼓舞させることが できるということを 考えさせられるお話です。 人は自分がやるべきことや 向かうべき先が明確になると やる気も出ますし、 自分の居場所や心理的な安全感を得ます。 そのために、メンバーは 自分の行っている仕事が どんな目的のためにあるのか、 またチームや職場、 社会にとってどのような意味があるのか、 自分が行ったことに対する 影響や結果を自分自身で体験する機会が 必要です。 その体験は自分の仕事の意味を さらに深く考え、 より多くのアイデアを思いつき、 積極的に発信し リスクをとって新しいことに 挑戦する原動力となっていきます。 ですから、リーダーの役割のひとつは メンバーが行っている仕事が 世の中のどのようなものと 結びついているのか、 どんな価値を生み出しているのかを 充分に理解できるように 支援することです。

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