コース: データ分析のためのデータ視覚化

今すぐコースを受講しましょう

今すぐ登録して、23,200件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。

注意を引く見出し

注意を引く見出し

ニュース記事でもっとも重要なのは、 見出しです。 注意を引き、読み手に もっと読みたいと思わせるだけでなく、 これから読む内容を 要約したものである必要があります。 見出しがなければ、どの記事を 読むかを決めることができません。 フォーバイフォーモデルの 「ウォータークーラー」を 覚えているでしょうか。 読み手の興味を引き、次のレベル、 記事の要点に導くために必要なものです。 データアナリストはチャートを作るさい、 データに没頭しすぎて、 コミュニケーションの側面、 つまり全体像を忘れがちです。 見出しを軽視する傾向がありますが、 多くの悪影響があります。 1つ目の間違いは、 最初に見出しを考えないことです。 伝えたいストーリーを知ることの 重要性を話しましたが、 どんなストーリーも 1つの見出しに集約できます。 伝えたいストーリーが分かっておらず、 それを一言で表せないのなら、 何も伝わりません。 時間をかけてじっくり見出しを 考えてください。 家族にどんな映画だったかを 要約して伝えるときのように、 データも一行でまとめられます。 そのための時間をとってください。 最初は完璧でなくても構いません。 2つ目の間違いは、 重要な点に焦点を当てないことです。 それは見出しとは言えません。 読み手を惹きつけることも、 重要な点を伝えることもできません。 重要なアイデアを伝え、読み手にも それが分かるものにする必要があります。 たとえば、ホッケーに関する記事の見出しが 「審判の娘、数学の評価は C(シー)」 ではないはずです。 興味を引かない上に、 ストーリーの重要な部分でもないでしょう。 でも、「ブルーインズが カナディアンズを6対1で圧勝」なら、 記事の要点が書かれているので、 読もうと思います。 私はボストン出身なので、 モントリオール出身の方は気を 悪くしたらすみません。 3つ目はストーリーを設定しないことです。 たとえば、見出しを作っても、 チャートが示す内容が違えば、 誤解を招くことになります。 読み手にとっても、 チャート作成者にとっても 混乱を招きます。 見出しはもっとも重要なアイデアに 焦点を当て、チャートもそれを 反映している必要があります。 先ほどの悪い見出しの例ですが、 チャートは、審判の精神状態と 判定との相関を 示すものなのかもしれません。…

目次