コース: 学ぶ習慣を身につけるには
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従来型の教育とは異なる学習
学びの習慣が身についていないと思うなら、 小学校や大学での経験を 覚えていないことでしょう。 しかし、今のあなたには、自分に合う 学習経験を独自に作るという、 大きな機会と責任があります。 学習について、学校教育しか頭にないなら、 頭をリセットするべきです。 学ぶ習慣を身につけるなら、 学びは生涯にわたり追求するものと 考える必要があります。 学びに関する先入観の多くは、 不幸にも学校で築かれたものです。 学びを支援するための学校制度が、 なぜこれほどまでに、私たちに学びの習慣を 身につけさせることに 失敗しているのでしょう。 残念ながら、当然の結果です。 西洋での学校の役割は、社会が農業から 産業へ移行するなかで形成されました。 1900年代には、 大多数が農場に勤めており、 正規の学習手段は、自宅学習か、 教室が1つの学校だけでした。 しかし、職場が農場から 工場（こうじょう）に変わるなか、 国では訓練された労働者が必要に なったので、高等学校などの学校を、工場と 同じ設計で作成しました。 膨大な数の子供に読み書きや算数を 教える必要があったので、全年齢を 1つの校舎に集めるのではなく、大人数を 最も効率的に教えられるよう、 年齢別のグループに分けました。 同じ年ごろの子供に 一貫して同じことを教え、 全生徒の学習の成果を確認できるように、 集団テストを考案しました。 工場に似ているのは工場だったからで、 今も変わりません。 従来型の教育で成功を収めている 子供はたくさんいます。 私も、小学校では優秀でした。 しかし、高校に進学した時点で 脱落しました。 公立の大学進学校に通ったものの、 授業についていけず、成績が落ちました。 従来の学習モデルは私に合わなくなり、 学校には深く失望しました。 私の学びの道は、学校教育ではなく、 実践的学習だとわかったのです。 教育制度全体を非難していると 思われないよう、従来の教育について 強調すべきことがいくつかあります。 1つ目は、教師の大部分が地球上で 最も勤勉な人たちであるという点です。 人生に大きな影響を与えてくれた先生を、 1人は思い出せるはずです。 何人もいるのが理想です。 2つ目は、幼い頃、大学時代、大人時代の それぞれで、教育に大きな違いが あることです。 人生のある時点で学習が順調でも、 ほかの時点では…
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