コース: デジタルトランスフォーメーション

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デジタルトランスフォーメーションに必要なプロセスを理解する

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コース: デジタルトランスフォーメーション

デジタルトランスフォーメーションに必要なプロセスを理解する

DX に必須のプロセスである アジャイル開発は、 「アジャイルソフトウェア開発宣言」が 命名元です。 17 人の専門家の知見を集めた この宣言の要点は、 「プロセスやツールよりも個人と対話を」、 「包括的なドキュメントよりも 動くソフトウェアを」、 「契約交渉よりも顧客との協調を」、 「計画に従うことよりも変化への対応を」 の4つです。 多様な専門職のチームが短いサイクルで プロダクト作りを反復するこのプロセスは、 開発するプロダクトやサービスの 想定ユーザーもメンバーに加え、 使用実感を反映した機能の拡充や 省略を進められれば理想的です。 アジャイルでは、 直接顔を合わせての意思疎通、 短いフィードバックループなども 重視します。 ウォーターフォール開発と呼ばれる 既存のプロセスでは、 各工程間で順番に受け渡されて、 最後に品質管理が行われます。 オランダの金融大手 ING は、 アジャイル化で職種間の連���を 促進するため、 社内組織を「スクワッド」、 「トライブ」、「チャプター」に 再編しました。 スクワッドは、さまざまな職能の 9人が自律的に仕事を進める基本単位です。 顧客に関する目標の達成までを 一貫して担当し、 完遂すればチームは解散します。 プロダクトオーナーはスクワッドの一員で、 活動の指揮は行いません。 トライブは、ミッションが関連する スクワッドの集合で、 平均 150 人です。 各トライブには、優先課題や 予算配分を決定するとともに、 トライブ間で知識と情報の共有を 進めるトライブリーダーと、 個人やスクワッドを支える アジャイルコーチがいます。 チャプターは、専門知識と スキル向上を図る、 スクワッド横断的な組織です。 チャプターリーダーは、研修、 コーチング、業績管理を行います。 ING では、ソフトウェアの開発と 運用を一体で進める、 DevOps の概念も重視します。 範囲の策定から、コーディング、 統合、テスト、リリース、展開まで、 全段階で自動化とモニタリングを活用し、 ソフトウェアの処理能力、 品質、価値を高めています。 持続的なシステム開発と DevOps の力で、同社は国内の モバイルバンキング1位になりました。 年5回か6回程度だった ソフトウェアのリリース頻度も、 2週間に1回と、大きく向上しました。 DevOps…

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