コース: デジタルトランスフォーメーション

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デジタル時代の戦略プランニングを考える

デジタル時代の戦略プランニングを考える

デジタルの世界において 変化はめまぐるしく、 今後もさらに加速します。 これからのプランの立て方は、 3年や 10 年のスパンで いいでしょうか。 もっと短期にする必要はないでしょうか。 答えは両方です。 まず、戦略プランの頻繁な 見直しは必要です。 たとえば、1年前の戦略に基づいて 導入した技術や手法が よりよい技術の登場によって 陳腐化したとしたら、 その計画は一部無効になるからです。 成功のためのポイントは、 4つあります。 新しい技術の可能性を追求する。 顧客とともに、よりよい顧客体験の 実現に向けたアイデアを練る。 戦略プランからの派生案を探す。 そして、計画は頻繁に更新する。 以上です。 順番に説明すると、 まず、新技術に関する戦略プランは、 可能性の追求が鍵となります。 さまざまな新技術が自社に及ぼす作用を、 組織的に検討することが重要です。 複数のタスクフォースを作るのも一案です。 人工知能が自社に及ぼす影響、 バーチャルアシスタントが顧客体験や 自社プロダクトに及ぼす影響、 仮想現実技術が製品テストに及ぼす影響、 ブロックチェーンが決済や 情報に及ぼす影響、 というように、大きな影響が 見込まれる新技術を調査します。 これらの技術を、理論だけでなく、 自社の環境で実際に応用するための 試行をすることが重要です。 その成功例が、年商 700 億ドル以上の ホームセンター大手、ロウズです。 先端技術が顧客や社員の生活に与える 変化を探るため、 同社は世界最高水準の研究所を 設置しました。 この研究所は所長のカイル・ネルの発案で、 物語の力を使った イノベーション手法をとっています。 思い描く未来の仕事や暮らしを、 さまざまなマンガ形式の 物語に仕立てるアプローチで、 接客ロボットや業務用パワースーツ、 国際宇宙ステーションに 搭載する3Dプリンターなど、 数々の応用技術を開発しています。 次は、顧客とともにアイデアを練る、 というポイントです。 信頼できる重要な顧客と、 できれば相手の生活環境で面談します。 協力者は、開催が予定されている 顧客向けイベントや、 グループ調査などから集めます。 協力者との面談の進め方は、 まず、今後の技術戦略案について、 社内で検討されている応用法を含めて 紹介します。 紹介が終わったら、…

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