コース: チェンジマネジメントで働き方のデジタルトランスフォーメーションを推進する

KPIの設計から効果測定までの流れを知る

実際のお仕事で KPI の設計を行う場合 どこから手をつけていいか わからないと思います。 そこで課題を分解し 施策の検討から KPI の組み立て、 効果測定を行う流れと 考え方を解説します。 KPI の設計から効果測定までは 問題提起と解決法の定義、 ビジネス上の効果試算と施策の決定、 施策の準備と実行、 施策の効果測定と分析、 この4つのステップがあります。 まずステップ1で問題や課題を正しく捉え 解決法を定義します。 解決しなければならない課題は何なのか? 課題はどんな要素で構成されているのか? その要素は、どのような手段であれば 変えることができるのか、 この3つの視点で課題を深掘りし 解決手段を仮説と検証を繰り返しながら 決めていきます。 問題提起と解決法の定義が済んだら ステップ2でビジネス上の効果試算と 試作決定を行います。 前端で導いた仮説の解決手段の 確からしさを試算します。 次に仮説の解決手段が 実行試作となるかを検討するために 試算による想定効果と 目標とする結果が 近しいかを判断します。 この時、試算に用いた数値項目が 各施策の KPI になります。 ステップ3 施策の準備と実行では 施策の KPI の実現に向けて 実行する施策の詳細な内容を 検討し組み立てます。 次に実行する施策を 組織や社員がスムーズに実行できるように 実行する施策のコンテンツ作成や トレーニングを企画します。 そして、計画をスケジュールに落とし込み KPI を収集しながら 施策を実行していきます。 最後にステップ4、 施策の効果測定と分析では 取得した KPI の情報をもとに 想定していた施策の効果と比較します。 結果から何を変えれば改善できるか を検討し、施策に対して 必要な改修を施します。 効果測定と分析、 施策の改修を繰り返し 施策をアップデートして 実行していきます。 KPI の設計から効果測定までの 4つのステップを紹介しました。 施策を検討する時の視点から 自ずと KPI が導かれる流れ、 そして試作に対して 効果と、その KPI の計測と判断を しっかり抑えて設計すれば 効果的な KPI を定義でき 目標である KGI の達成に 近くことができます。 ぜひ覚えておきましょう。

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