コース: チェンジマネジメントで働き方のデジタルトランスフォーメーションを推進する

アンバサダーの士気を高める

アンバサダーは兼業でもあるため とても忙しい存在です。 いかにしてアンバサダーをやる気にさせ 継続的にモチベーションを 高め続けることができるでしょうか。 アンバサダーの士気を高める工夫を 具体的な事例と合わせて解説します。 マイクロソフト自身も 過去にアンバサダーを配置して IT ツールの活用浸透を 行った経緯があります。 当時の目標は 24 万人のユーザー、従業員に対して Microsoft Teams という IT ツールを浸透させることでした。 当初はたった 50 人のアンバサダーでしたが 6ヶ月後には 650 人のアンバサダー、 45 か国、90 ビルディングにまで 拡大するに至りました。 成功の秘訣はずばり アンバサダーだけを集めた コミュニティづくりです。 最終的にはアンバサダー自身も 学びがあったという 非常に高評価を得た結果になりました。 当時マイクロソフトが アンダサダーに提供したものは 以下になります。 トレーニングビデオ Yammer、社内 SNS での Q&A 次にサイネージ用のコンテンツ 次にシナリオベースのビデオ そして最後にセッションの台本や メールのテンプレートなど アンバサダーがトレーニングやセッションを 自分の部門の中で行う上で やりやすく、そして手間のかからないように 工夫をした取り組みになります。 アンバサダーの士気を高める仕掛けは いくつか方法があります。 例えば継続的にアンバサダーの 能力の向上に役立つような情報提供を してあげることです。 次に鼓舞してあげることです。 同僚を助けている、かつ兼業でもある アンバサダーの活動を どんどんと褒めてあげましょう。 そしてアンバサダーの居場所を しっかりと用意してあげることです。 社内 SNS でもある、例えば Yammer や よろず相談の場所など 方法は問いません。 そして最後に褒賞を与えることです。 その褒賞は表彰でも金一封でも 社内広報での告知など 形式は問いません。 継続的にそのような仕掛けを行うことで アンバサダーのモチベーションは だんだんと上がっていきます。 特に活動を行なっていると 周りが同じようなツールを使って そして働きやすさがだんだんと 醸成されていきます。 あるアンケート結果によると 同じようにツールを使ってくれる 同僚が増えることが モチベーションにつながっている との調査結果も出ています。 以上でアンバサダーのモチベーション、 士気を高める仕掛け、 仕組みについて学びました。 ぜひアンバサダーコミュニティの立ち上げに 参考にしてください。

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