コース: チェンジマネジメントで働き方のデジタルトランスフォーメーションを推進する

コミュニケーションプランを作成する

メッセージやイベントなど 従業員を動かすための 具体的な施策や検討が進んできたら いつ実行するかという コミュニケーションプランに 落とし込む必要があります。 その方法について学んでいきましょう。 3か月で働き方の デジタルトランスフォーメーションを 行う想定で 12 週間のコミュニケーションプランを 作っていきましょう。 各施策の名前、 AMTUL モデルの該当箇所、実施時期を この表に入れていきます。 まずは役員からのメッセージです。 役員からのメッセージは 従業員に変化を認知させ 動機付けの意味があるため 一番最初に行います。 分類にはアウェアネス 認知の A と、 Motivate の M を入れます。 2番目にチェンジマネジメントチームからの メッセージです。 これはデジタルトランスフォーメーションを ドライブする役割が誰かを 社内に示す役割があります。 施策は A と M に分類します。 3番目はアンバサダーチームからの メッセージです。 この施策は、自分の部署において 誰から学べばよいかを 伝える効果があります。 施策は A と M の分類です。 4番目は、マネージャー向けの ハンズオントレーニングです。 アンバサダーと同じく 部署に影響力のあるマネージャーに ツールを動かしながら スキルを習得してもらいます。 このプランでは2週間取っていますが 会社の規模に応じて調整してください。 施策はトライアルの T に分類します。 5番目は、アンバサダーから 担当部門へのハンズオントレーニングです。 この施策では、アンバサダーと マネージャーのサポートを得ながら 各従業員は新しい働き方の知識と ツールの使い方を習得していきます。 第4週から第7週の 4週間での実施とします。 施策は T に分類します。 6番目はオンラインイベントの実施です。 ユーザーにスキルが身についた頃を見計らい より実践的な利用に踏み込むための イベントを展開します。 このイベントの分類は T と、Usage 利用中を示す U に分類します。 7番目は 利活用方法のコンテストを実施です。 ユーザーがツールを 本格的に使い始めた段階で 社内で優れた使い方を 発掘しに行きます。 この施策の分類は、 U と Loyal、 継続使用を示す L です。 8番目は、社内報の発行です。 コンテストなどで見つかった 優れた使い方を社内報で広め、 利用中に乗り気でなかったユーザーを 取り込みます。 分類は、U と L です。 9番目は、表彰の実施です。 これまでの活動で、ユーザー自身が 編み出した働き方の デジタルトランスフォーメーションに 本当に役立つ事例に対して スポンサーから表彰します。 これにより、文化としての定着を狙います。 分類は L です。 そして最後は フォローアップトレーニングの実施です。 新しい働き方は、従来の働き方に 揺り戻しが起こることがあるため 新機能や高度な使い方をレクチャーする 機会を設け、ユーザーの意欲を維持します。 サンプルを基に、 コミュニケーションプランの作成方法を 見てきました。 どのようにすれば 社内のユーザーをやる気にさせ 文化として定着させられるかを考え コミュニケーションプランを 作成してみてください。

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