コース: チェンジマネジメントで働き方のデジタルトランスフォーメーションを推進する

各組織の変化の状況を把握する

プロジェクトを進めていく上で 今自分たちがやっていることの 効果の有無がわかるのは とても重要です。 プランを実行しても 効果がないと分かった場合は プランを練り直すことや 他の施策に切り替えるなどの 軌道修正を行うことができます。 組織が変化しているかを確認する 方法について学んでいきましょう。 組織の変革の進み具合を見るには 定性的な情報と 定量的な情報の2種類の情報を入手して 定期的に見ていく必要があります。 アンケートは質問の項目次第では 定性的な情報も 定量的な情報も取ることができます。 ツールが提供する利用状況は 定量的な情報を取ることができます。 まずアンケートで取る項目について 考えてみましょう。 総務省が出している 情報システム担当者のための テレワーク導入手順書を 参考に見てみます。 効果の評価のアンケートとして このようなものがあります。 どういった項目でアンケートを 取るべきか見ていきましょう。 上部には業務効率に関する 項目があります。 中段にはプライベートの充実に関する 項目があります。 下段には会社内での コミュニケーションの充実度や テレワークの活用度についての 記載があります。 これら大項目に該当するような アンケートを作り、 取っていけば良いのですが このアンケートのサンプルにあるように 5段階の数字で回答できるようにし、 状況の推移を図れるような 設計をすると良いと思います。 Microsft Office 365 の中には Homes という アンケート作成集計サービスがあります。 アンケートに特化しているため 簡単にアンケートを作り、 共有できます。 また、集計結果を リアルタイムに見ることができます。 そして Excel などの表計算ソフトに 出力ができるので 独自の集計も簡単です。 このような最新のサービスを活用し データを集める手間を 減らしていきましょう。 新しい働き方を実現するツールを ユーザーがどれくらい利用しているか といった状況を知ることも重要です。 ツールが提供する ツールの利用状況の情報について 見てみましょう。 ここでは Microsoft 365 の 管理センターで取れる情報と Microsoft Teams という ビジネスチャットツールの 管理画面で取れる情報を 題材にしてみます。 Microsoft 365 には ツールの管理画面の中に 利用ツールの利用状況を 可視化する画面があります。 このアクティビティレポートは 最大 180 日までのツールごとの ユーザーの利用状況がわかります。 Microsoft 365 利用状況分析では 1年間の利用者の推移や ID に登録されている情報次第ですが 利用者の属性ごとの分析を 行ったりすることができます。 これにより使っている組織と 使っていない組織を 分析できる場合があります。 最後に Microsoft Teams の 使用状況レポートです。 このツールでは Microsoft Teams に特化した 利用状況を確認できます。 特にチームごとのワークスペースが どのような利用状況か確認できますので 簡単な管理にも使うことができます。 ここで紹介した3種類の情報は Excel に出力できますので 独自に分析することもできます。 アンケートやツールの 利用状況可視化ツールを利用して 従業員の現在の働き方を うまく推定し チェンジマネジメントプランの 作成に役立ててください。

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