コース: チェンジマネジメントで働き方のデジタルトランスフォーメーションを推進する

事例からスポンサーの有用性を知る

いったいデジタル トランスフォーメーションを 実現してきた企業は 実際にスポンサーという存在を どの様に活かして 改革に取り組んできたのでしょうか。 複数の業界における 他社の事例を知り スポンサーの活用法や 有用性について学びましょう。 それでは小売・製造業の事例を 見てみましょう。 この企業は経営層自らが ビデオ会議を使うなど いつでもどこでも対話する コミュニケーションスタイルが 根付くように自らが行動をしていました。 結果として現場においても 時間や空間、部署や職位を超えた フラットなコミュニケーションが 普及しました。 副次的にビジネスのスピードも 加速したという効果がみられています。 次に総合商社の事例です。 この企業では 働き方改革には 経営陣の理解と支援や 現場の主体性が求められると考え 社長を含めた経営陣が 改革を自ら主導してきました。 特に今まで経営会議を 紙で行っていたものを ペーパーレスで実施するという 活動を行いました。 その後は全社でも徹底したペーパーレス化を 進めました。 結果として今でも現場の会議において ペーパーレスの会議が進んでいます。 経営層自らが体感・体験し、結果として 現場においてもペーパーレスが広がった 好事例になります。 次に不動産の企業の事例です。 この企業では社内 SNS が普及しています。 その背景には経営層や管理職が 自らが積極的に関わり 発信をし続けたことにあります。 まず初めに社長から部長クラスが参加する グループを作成し そのプライベートグループの中で 社長自らが出張先においても 積極的に発信・活用していました。 結果として上層部の中での 活用価値への理解が進みました。 管理職や上層部がスポンサーとなり 全社員への普及が加速した きっかけとなりました。 最後に人材派遣業の企業の事例です。 この企業においては 働き方改革にはミドルマネジメント層も 積極的に関与し、発信をすることが 非常に重要だという風に考えました。 その為、自らも積極的に変化を促しつつ 関与することで 現場の社員が相互に助け合い 学び合うという文化が 自然に醸成されました。 自らが積極的に関与したことで 現場間での助け合いが生まれ 結果としてマネジメントの負荷も 軽減することになりました。 この様な企業は一例にすぎません。 是非この様な事例を参考に スポンサーシップの活用について 考えてみましょう。

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