コース: 自分自身をリードする

自分の仕事ぶりを正直に評価する

自分を導くには自分を 知らなければいけません。 あなたもおそらく、上司や人事部の 勤務評価を受けたことがあるでしょう。 通常は、基本的なことについて 仕事ぶりを評価し、 成果につながる行動特性や 給与の妥当性などを確認します。 でも自分を評価するときは、 自分の内側を見るようにしましょう。 まず、どんな気分かです。 病気かどうかでなく、 仕事に対する気持ちです。 意欲はあるか、意欲が高まるのは どんなときか、上司との関係について どう感じているかなどです。 感情は仕事に影響を与える重要な要素です。 職場での感情の状態を評価したら、 よい感情を維持する方法を探します。 たとえば、顧客と話すと意欲が 高まるとわかったら、 定期的に顧客と会う方法を考えましょう。 次に、得意な分野を考えます。 成功したプロジェクトや顧客について 振り返ってください。 成功したのは詳細に 気を配ったからでしょうか。 新しい解決策を思いつくのが 得意だからでしょうか。 得意分野を知れば、今後どこに時間を かければいいかがわかります。 弱点の改善にこだわると、 ごく普通の従業員になるだけです。 弱点は成功を邪魔しない程度の 改善にとどめ、 残りの時間は長所の強化に使ってください。 最後に、成長した分野について 広い視野で考えます。 いまのあなたの状況でなく、 能力が伸びた分野を さまざまな角度から考えれば、 天賦の才能が見つかり、 それをほかの分野で活かす方法も わかるかもしれません。 たとえば、人への仕事の頼み方が 上達したと気づいたら、 リーダーとしてのスキルを さらに伸ばしてみましょう。 努力せず成長した分野を特定できたら、 そこからスタートして今後の成長に つなげましょう。 正式な勤務評価をしない上司も、実は、 毎日あなたを評価しています。 だから上司の期待を満たすため、 時間をとって役割に伴う責任や 仕事内容を自分で評価してください。 上司の勤務評価を確認したら、 さらに掘り下げ、あなた自身について 全体を詳細に確認しましょう。 自分で評価する場合は、 できる限り客観性を維持しましょう。 自分を過大評価したり、 逆に自分に批判的になったりしないで、 あなたの得意分野と、 長所を活かせる分野を認識してください。 自己批判しすぎる 完璧主義者では、重要なことをうまく こなせなくなってしまう可能性があります。

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