コース: AutoCAD・AutoCAD LT 入門

オブジェクト選択方法を習得する

Auto CAD には移動や複写、 回転やストレッチなど 様々な編集コマンドがあります。 編集コマンドを実行すると、当然 編集する図形を選ばなくてはいけません。 その際により効率的に図形を選択できるかは とても重要です。 今回は Chapter_02 フォルダーの 04-Object_Select を使用します。 ここでは「削除」コマンドを使用して 確認します。 削除コマンドは ERASE というコマンドで キーボードを使用する方は E と入力し、Enter します。 リボンを使用する方は 「ホーム」タブ、 「修正」パネル 「削除」のアイコンをクリックします。 コマンドを実行すると、 「オブジェクトを選択」と プロンプトが表示されます。 さらにカーソルか 図形を選択するための ピックボックスと言われる 四角形状になります。 まずもっとも基本的な選択方法を 確認します。 ピックボックスを図形状に合わせて クリックします。 このように選択することができました。 また「オブジェクトを選択」 と表示されています。 削除コマンドは 複数の図形を選択することができます。 ではいくつか選択してみましょう。 選択完了後は実行するために キーボードから Enter キーを押します。 削除することができました。 このピックボックスで ひとつずつ選択する方法を ピック選択と言います。 次に複数の図形を まとめて選択する方法を紹介します。 先ほど削除した図形を 戻します。 その場合は、「元に戻す」 Undo というコマンドを使用します。 キーボードから U と入力して Enter するか、 クイックアクセスツールバーの 「元に戻す」をクリックします。 では改めて 削除コマンドを実行します。 今回は「オブジェクトを選択」に対し、 画面左上の任意の位置でクリックします。 すると「もう一方のコーナーを指定」と プロンプトが表示されます。 ここでカーソルを右側に展開すると、 このように青い枠が表示されます。 この青い枠を窓選択といい、 すべてが入り切った図形のみが 選択されるようになっています。 ではこの位置でクリックします。 Enter で実行します。 一旦元に戻ります。 再度「削除」コマンドを実行します。 今度は画面の右上の 任意の位置でクリックします。 カーソルを右側に展開すると青い枠、 すなわち窓選択になりますが、 左側に展開すると、 このように緑の枠に切り替わります。 この緑色の枠を交差選択といい、 すべてが入り切った図形と この枠に交差している図形が選択されます。 つまり一部でも入っていれば 選択されるということになります。 ではクリックします。 Enter で実行します。 これらの選択方法を使い分けることにより、 より効率的に作業を進めることができます。 一旦元に戻ります。 では「削除」コマンドを実行します。 例えばこの縦の線だけを選択する場合は、 このように交差選択を 使用すると良いでしょう。 円だけを選択する場合は、 窓選択を使うことができます。 窓選択は選択したい図形を 入り切るようにするというより 選択したくない図形を 入りきらないようにする といった使い方の方が 効果的かもしれません。 ではクリックします。 Enter で実行します。 削除コマンド以外にも 編集コマンドには様々なものがあります。 その際に効率的に図形を選択することは 非常に重要なことになります。 しっかりと身につけるようにしましょう。

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