コース: データ分析 入門1:基本

大文字・小文字を変更する/値を置換する

コース: データ分析 入門1:基本

大文字・小文字を変更する/値を置換する

大文字と小文字を整えることは 大切です。 例えば、州を表す2文字の略語を 大文字で入力する必要があったり 名前は大文字だけや 小文字だけで入力されていたりする場合 正しくデータが並べ変わらない フィルタリングができないといったことが 起こります。 Power Query では、 大文字と小文字を区別することも 重要です。 ここでは、Power Query で 大文字、小文字を調整する方法を 学んでいきます。 07_03 フォルダ内の Excel ファイル OrderData を表示しています。 まず、性と名を大文字にします。 データを確認しましょう。 クエリ SalesOrderHeader の上で 右クリックし 「編集」を選択します。 「名」列は大文字と小文字が 混在しています。 大文字に変換しましょう。 列名の上で右クリックし 「変換」「大文字」の順に クリックするだけですべての文字が 大文字になります。 続いて「姓」列と「都市、州、 郵便番号」列も 大文字にします。 Ctrl キーを押しながら 2列を選択し 右クリック「変換」「大文字」の 順にクリックします。 大文字に変換できました。 次に画面を右にスクロールし 「受注番号」列を見ます。 「受注番号」の前に付いている SO の文字を 他に値に置き換える方法を 見ていきます。 方法は2つあります。 値の上で右クリックし 「値の置換」を選択する方法と 列を選択して置換する方法です。 列を選択し右クリックします。 さらに「値の置換」を選択します。 「検索する値」に SO と入力し 「置換後」に SalesOrder# と入力後、 半角のスペースも入力します。 「詳細設定オプション」を選択すると、 必要に応じて 「セルの内容全体を照合」 「特殊文字を使用した置換」といった オプションを設定することができます。 OK をクリックします。 注文番号の前にあった SO の文字が置換できました。 置換後スペースが要らなくなったり、 他の文字を追加したい場合は、 ステップ「置き換えられた値」の 右側にある歯車のアイコンをクリックし 文字を変更して OK をクリックします。 「ホーム」タブの 「閉じて読み込む」をクリックします。 Excel シート内に表示されたデータは 大文字に変換されています。 画面を右へスクロールすると、 「受注番号」の表示も 確認できます。 Power Query を使うと 簡単な操作で大文字、小文字の 変換ができることがわかりました。 他にも関数を使ったり 手作業で検索して置換する方法など 様々な方法がありますが、 Power Query との操作の違いを 想像してみてください。 手作業でのミスを減らし 関数を調べる必要もない Power Query での置換方法が 圧倒的におすすめです。

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