コース: データ分析 入門1:基本

列をマージしてデータを結合する

コース: データ分析 入門1:基本

列をマージしてデータを結合する

システムからエクスポートしたデータなどは 並べ替えをするために、 データが個別に保存されていることが あります。 例えば、性と名がひとつの列に まとまっていると、 性で並べ替えた後、 名で並べ替えることはできません。 性と名が別々の列にあれば、 CONCAT 関数で結合することができます。 Power Query では フィールドの列のマージ機能を使用して 行えます。 その際、余分な空白を取り除くことや 任意の区切り記号でマージすることが できます。 07_04 フォルダ内にある OrderData ファイルを表示しています。 B 列に「名」C 列に「性」があります。 その2つのフィールドを 結合してみましょう。 クエリ SalesOrderHeader の上で 右クリックし「編集」を選択します。 SalesOrderHeader クエリが 表示されています。 ここでは、「名」と「性」の列を 結合するために、 まず、「名」の列を選択し Ctrl キーを押しながら 「性」の列をクリックします。 2列選択できた状態で 右クリックし「列のマージ」を選択します。 「新しい列名」に 「氏名」と入力し 区切り記号はスペースを選択します。 OK をクリックすると、 「名」と「性」の2列が ひとつの列にまとまりました。 「名」と「性」の間に スペースが区切り記号として 入っていることも確認できます。 この状態で「性」で並べ替えを 行うとすると困ります。 そのためステップを削除し 「名」と「性」を2列に戻します。 そして「性」の列を昇順で 並べ替えます。 その次に「名」の列を 昇順で並べ替えします。 ここでの気づきは列のマージの前に 並べ替えておけば、 最終的に氏名順で並べ替えが 可能になるということです。 「名」列を選択し Ctrl キーを押しながら 「性」列を選択します。 右クリックし「列のマージ」を選択します。 「新しい列名」に「氏名」と入力し 区切り記号はスペースを選択します。 OK をクリックします。 これで列が正しくソートされ マージされました。 次のようなケースもあります。 「名」と「性」の列を カンマで区切った列を追加したい場合です。 クエリ SalesOrderLines をクリックします。 「性」の上で右クリックし 「重複する列」を選択します。 右端の列に「性」の列の コピー列が作成されました。 「名」列も同様に操作します。 右クリックし「重複する列」を選択します。 「性」「名」の列順に コピーされました。 このコピーした2列を使い マージを行います。 「性 コピー」を選択し Ctrl キーを押しながら 「名 コピー」を選択します。 右クリックし「列のマージ」を選択します。 「新しい列名」には「氏名」と入力し 区切り記号は「カスタム」を選択し 区切り記号としてカンマとスペースを 入力します。 OK をクリックします。 複写した2列でマージされました。 「氏名」列を一番左へ移動します。 「氏名」列を右クリックし 「移動」から「先頭に移動」を選択します。 「氏名」列をドラッグして 「カスタムキー」列の右側に移動します。 ここまでのステップを保存します。 左上の「閉じて読み込む」を クリックします。 列のマージを行う際、 元のフィールドを残すか否かは どのようなデータが必要なのかによって 変わります。

目次