コース: データ分析 入門1:基本

論理関数を作成する

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論理関数を作成する

条件に基づいて、必要なフィールドを 追加できることは大切です。 もし、Excel で行うとすれば、 IF などの論理関数を 使用することになります。 同じことを Power Query で 行うことができます。 Power Query には、 条件列という機能が用意されています。 ここでは、 $3,000 以上の注文をした人に お礼状を送りたいという例で 考えていきます。 07_05 フォルダの Excel Files OrderData を開いています。 お礼状を送るべき対象者を判断するために、 条件付きカラムを作成していきます。 SalesOrderHeader を 右クリックし、「編集」を選択します。 クエリ名の上で右クリックし、 「参照」を選択します。 複製ではなく参照でクエリを作成しました。 こうすることで、 元のデータに変更が加えられても 引き継ぐことができます。 クエリ名の上で右クリックし、 「名前の変更」を選択します。 クエリ名に 「マーケティング」と入力します。 SalesOrderHeader クエリに移動し、 「氏名」で変更を加えてみましょう。 「氏名」の上で右クリックし、 「変換」、 「各単語の先頭文字を大文字にする」を 選択します。 氏名の表示が変わりました。 クエリ「マーケティング」の 「氏名」の列にも変更が反映されています。 これが参照のメリットのひとつです。 それぞれのクエリで データクリーニングのステップを 繰り返す必要がありません。 次は、条件列です。 「列の追加」タブをクリックし、 「条件列」をクリックします。 「新しい列名」に「お礼状」と入力し、 「条件」列の「列名」で 「合計注文数」を選択します。 「演算子」には「次の値以上」を選択し、 「値」には 3000 と入力します。 「出力」には「送付対象」と入力し、 「それ以外の場合」には「なし」と入力して OK をクリックします。 追加された右端の列には、 「送付対象」と「なし」の いずれかが表示されました。 「ホーム」タブから 「閉じて読み込む」を選択します。 スクロールしてデータを確認します。 シート名を 「お礼状送付の有無」と変更します。 Power Query を使うことで、 IF 関数を使用せず容易に条件列を 作成できることがわかりました。

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