コース: データ分析 入門1:基本

データに関する役割の種類を理解する

コース: データ分析 入門1:基本

データに関する役割の種類を理解する

IT 業界で働いてきた人たちは、 何年もの間、苦しんできました。 テクノロジーについて、 何でも知っていて、 すべて理解している必要があったからです。 サーバーやデータベースの管理者は、 データとそれを扱うソフトウェアに アクセスできる、 唯一の人間であるため、 データを照会し、 ビジネスユーザーに提供することを 余儀なくされてきました。 しかし、サーバーを学び、 セットアップし、 セキュアにするのが得意な人でも、 ダッシュボードや ビジュアライゼーションの構築には、 あまり興味がないという人もいます。 テクノロジーには、 非常に多くの専門的なスキルが必要なため、 組織で、 そうしたスキルを求めようとしても、 万能な技術者というのは存在しません。 とは言え、それぞれの果たすべき 役割に応じ、 誰もがさまざまな方法で、 データを扱っています。 データアーキテクトとは、 組織や IT システム内で データがどのように保存され、 消費され、管理され、 統合されるかといった データパイプラインの構築と 運用を指します。 一方で、 データサイエンティストになりたい と考える人は多いのですが、 世界が必要としているのは、 データサイエンティストだけではない という事実を、 理解する必要があります。 データサイエンティストは、 データアーキテクトや データエンジニアの役目を果たす 技術者がいなければ、 データサイエンスにたどり着く前に、 それらの役割も果たさなければなりません。 データエンジニアは、 組織にとって非常に価値のある 役割を担っています。 データエンジニアは、 データベースを構築したり、 データウェアハウスで 働いたりすることもあります。 データエンジニアは、 データを扱い、それを有効活用できるよう 有意義なものに変換することを、 任務としています。 しかし、その役割は、 データそのものと同じくらい 幅広いものです。 今日、ビジネスユーザー、 あるいは IT 部門が言うところの エンドユーザーが、 数年前なら、IT 部門の社員しか 使わなかったようなツールを 使用している様子を、 見かけるようになってきました。 データが増大し、 ビジネスインテリジェンスを より深く掘り下げる必要性が 高まるにつれて、 ビジネス部門やバックオフィス業務の内部で 多くのデータ担当者を 見かけるようになりました。 システムアナリストや、 ビジネスアナリストといった 肩書を目にすることもあるでしょう。 どちらの役割も、 データを扱います。 システムアナリストは IT 部門に、 ビジネスアナリストは ビジネスユニットや ビジネス部門に所属することが 多く見られます。 ビジネスインテリジェンスアナリストや スペシャリストという役割もあります。 このような職務は、 伝統的に、ビジネスを改善するために、 データを視覚化したり、 レポートを作成したりするために、 データを扱う人たちです。 自分自身の将来のキャリアを考え、 データに関するあらゆることに興味を持ち、 学んでいくことをおすすめします。 LinkedIn ラーニングには、 データ関連のコースがたくさんあります。 自分の進みたい道に合わせ、 さまざまなスキルを学んでください。 データ分析の分野は、 常に進化し続けています。

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