コース: データ分析 入門1:基本

既存データの解釈を学ぶ

コース: データ分析 入門1:基本

既存データの解釈を学ぶ

多くの企業が意思決定に使用する データを必要としています。 それは、2週間前の物かもしれませんし 1か月前のものかもしれません。 意思決定に役立つ既存のレポートなどから データを学ぶことは、 学習の手助けになります。 更にビジネスルールについても 学ぶことができます。 少し話を戻し、 レポートの見方を変えるのに 役立つ例を紹介しましょう。 飲食店のメニュー表を例にします。 例えば、行きつけのお店のメニューは そのお店のレポートとしての 機能を持っています。 私たちはメニューを見て おすすめは何かを知り、 何を食べたいのか、 どの価格までなら 注文できるかなどの視点から 注文するメニューを決めます。 メニュー表をよく見ると、 小皿料理、飲み物、メイン、 デザートなどに分けて整理されています。 ここでは、メインについて見ていきます。 メインの欄には食材の種類、 食材の量、調理方法が記されています。 シェフはレシピを理解していることで 必要な材料を適切な分量で用意し、 適切なタイミングで混ぜたり、 適切な温度で調理することができます。 そして、同時にパティシエは、 デザートを作るための必要なレシピを 正確に理解しています。 メインとデザートでは、材料は違います。 しかし、同じメニュー表に並びます。 メニューをデータに置き換えて表現すれば メニュー表は、レポートと言えます。 食材はデータであり、 食材の計量と下ごしらえの手順は、 ビジネスルールに例えることができます。 次の例についても考えてみましょう。 スーパーに行った際に 買い物リストを忘れてきてしまったという 経験はないでしょうか。 買い物リストがないことで 必要な食材を買い忘れたり、 反対に必要のない食材を 買いすぎてしまうといった ミスが発生します。 データアナリストの視点も同じです。 必要なデータを整理したり、 リストを準備してから、 買い物を始めることで 必要なものを購入できます。 データ分析は、 現在使用しているレポートを 分析することから始めます。 そうすることで どのようなデータを使い 意思決定しているのか、 データをどのように分類しているのか、 どのようなルールで、 運用しているのかを 知ることができるからです。

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