コース: Lightroom 2022 基本講座
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手動でレンズゆがみを補正する
このレッスンでは 手動で写真のレンズゆがみを 補正する方法を解説します。 レンズの特性により、 外側に湾曲したような写真になったり、 逆に内側に湾曲する といったゆがみが生じます。 撮影したレンズが Lightroom のレンズプロファイルに 対応している場合は、 編集パネルの 「レンズ」にある 「レンズ補正を使用」に チェックを入れることで、 自動的にレンズゆがみを補正できるのですが この写真のように プロファイルがない場合には、 手動で補正することになります。 レンズゆがみの補正は、 編集パネルの一番下の 「ジオメトリ」で行います。 この写真のように 外側に向けて膨らんでいる いわゆる樽型のゆがみを補正するには、 「ゆがみ」のスライダーを 右にドラッグします。 すると徐々に中心に向けて 窄んでいきます。 ちなみにこのような糸巻き型のように 中央に窄んでしまうゆがみの場合は、 逆に左にドラッグして、 外側に向けて膨らませる形で 修正します。 ここでは樽型のゆがみなので、 右にドラッグをして、 路上の横のラインや 街頭の柱が直線に近づくように 補正をします。 適度にここでは 16 にしました。 写真が窄んだことにより、 上下左右に余白が生じてしまいました。 この余白を取り除いた状態で 最大の領域で切り抜くには、 「切り抜きを制限」にチェックを入れます。 ゆがみを補正すると、 余白は必ず生じますので、 余白を取り除くと、 当然元の画像よりも 表示範囲が狭まります。 これでレンズゆがみの補正は完了ですが、 ここで垂直や水平の 遠近感によるゆがみや 傾きが気になる場合には、 下にある 「垂直方向」や「水平方向」 「回転」のスライダーで 調整をして仕上げます。 ここでは「垂直方向」を −4 に、 「水平方向」を −14 に設定をして、 編集パネルを閉じて、 完了です。 「元画像を表示」をクリックすると、 切り抜き範囲は戻りませんが、 ゆがみはこのように補正できました。 このようにレンズプロファイルが ない場合には、 編集パネルの 「ジオメトリ」の 「ゆがみ」を利用しましょう。
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