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光学式文字認識とは

光学式文字認識とは

光学式文字認識は、 画像処理技術の中では、 以前から比較的知られている 機能だと思います。 このレッスンでは、改めて、 光学式文字認識とは どのような機能なのか、 また、どのようなシナリオで 使える技術なのかを見ていきます。 光学式文字認識は、 OCR とよく言われます。 OCR という言葉で この機能を知っていたという人も いるのではないでしょうか。 光学式文字認識は、 画像の中の文字を認識する機能です。 文字の認識は、 次の2つのステップで成立します。 最初のステップは、 画像の中のある「図形」を 文字であると判断するという ステップです。 ここで、文字であると 判断された図形に対して、 今度は、認識した文字の連続を 単語として、 さらにそれらをつなげて テキストとして組み立てる、 という機能が、光学式文字認識です。 単に、ひとつひとつの図形を 文字であるとするだけではなくて、 それらの連続を単語とするという点も、 注意が必要です。 このレッスンの最初にも 説明したとおり、 光学式文字認識は、 印刷物のようなきれいな文字だけではなく、 手描き文字も対象としています。 この機能の利用シナリオを いくつか見てみましょう。 まずは、書類のスキャンを 文字データ化するという 使い方です。 そしてもうひとつは、 手書きのメモをデジタル化する、 という使い方です。 書類をスキャンしたものは、 すでにデジタルデータではありますが、 これを文字データに変換する ということができますし、 手書きのメモは、アナログデータです。 これを、デジタル化するという 用途にも使えます。 そして、OCR の利用例で、 非常に有名なものが、 手書きの郵便番号を識別して、 郵便物を仕分けるという システムです。 これは、OCR の利用例の 最も有名なものと言っても いいかもしれません。 このレッスンの最後に、 帳票類のデジタル化という 機能について、補足しておきます。 帳票とは、請求書とか 領収書とか、 あるいは社内の申請文書など、 さまざまなデータがあります。 従来は、これらのデータは、 手動でシステムに取り込んでいました。 ただし、このやり方は、 手間がかかり、 また間違いも発生しがちです。 このように、手動で取り込む、 そしてこれは手間がかかって 間違いが発生する、 このことから、…

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