コース: 50歳からのキャリアチェンジに備える

過去の信念や行動をリフレーミングする

ゼネラル・モーターズ・リサーチ元副社長の チャールズ・ケタリングは、 「いつも同じやり方なら、 おそらく間違っている」と言いました。 50 歳を過ぎてのキャリアチェンジという 重要な変化を起こしたいなら、 効果のない古い考え方に こだわるのはやめるべきです。 リフレーミングをしてください。 それまでの信念や行動を、 意識的に別の枠組みで見ることです。 あなたもリフレーミングにより、 より効果的で効率的な調和の とれた方法で次の仕事を探しましょう。 疑問にも思わないで信じていることは、 もう時代遅れかもしれません。 いい、悪いでなく、それが普通だと 思っているだけか、 本当はできるのにそう信じることで、 自分に制限を かけているだけかもしれません。 ものの見方や信念をリフレーミングすれば、 違う角度から世界や自分が見えてきます。 たとえば、「怖い」という理由だけで できることを制限していた自分から 解放されると、新しい生き方や働き方、 それに、家族や友達、同僚との関係を 楽しむことができるはずです。 リフレーミングを行って、 あなたを閉じ込めていた古い考え方や 過去の信念から解放されましょう。 まず、コンフォートゾーンに とどまっていないか考えます。 あなたは、これまでと同じやり方を 繰り返すことで将来の可能性を 制限していると思いますか。 いまの仕事やこれまでの仕事とは 大きく異なる仕事やレベルの高い仕事を やってみる気はありますか。 それだけの年数の経験があれば、 いままでよりいい仕事が見つかると 思いますか。 これらの質問に即答できないなら、 自分を制限する考えに囚われていると 思いませんか。 過去の経験で行動を決めていませんか。 これまでの失望や敗北に こだわっていませんか。 過去の経験のせいで、 機会を逃していませんか。 ひどい職場環境や上司など、 仕事の妨げに感じている 要因はありますか。 さらなる研修や学位、 資格が必要ではありませんか。 あなたが問題だと思っていることは、 本当に問題でしょうか。 失望や敗北は、 自分の将来を決めるものでなく、 軌道修正して別の方法を試す機会と 考えることをお勧めします。 ひどい職場環境や冷たい上司は忘れて、 どうしたら、よりよい職場を 見つけるためのリソース集めを 始められるか考えましょう。 持っている専門知識や経験を すべて活用でき、そうした知識や 経験を感謝される新しい仕事を 見つけてください。 はるか上のレベルでなく、 手が届きそうなレベルを目指します。 自分は業界やこの世界に 何を貢献できるか考えてください。 そのためにまず、今後仕事で 貢献したいことをいくつか 書き出してみましょう。 絶対に達成できないことや、 いまとほとんど変わらない 弱気な目標でなく、達成の可能性が 半分くらいあることです。 あなたが少し頑張れば 手が届くことは何でしょうか。

目次