コース: プロンプトエンジニアリング基本講座

それぞれのリスクへの対処方法 - ChatGPTのチュートリアル

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それぞれのリスクへの対処方法

生成 AI を実際の業務で活用する際に、 注意すべき4つのリスクが存在します。 このレッスンでは、 それぞれの4つのリスクに対して、 対処法を説明していきます。 まず、「情報の正確性」です。 情報の正確性では、 出力した情報を鵜呑みにしないといった 問題がありました。 これらは、生成 AI から 出力された内容に、 もっともらしいウソが 存在するといったことが 理由になります。 対処法としては、 プロンプトの入力時に 「情報が確かでない場合、 確かではありませんと出力してください。」 というふうに入力しましょう。 こうすることによって、 出力の内容に正確性がない場合、 確かではありませんというふうに 出力するようになります。 2つ目は、「機密情報の漏洩」です。 こちらの問題は、 ユーザーが入力した機密情報も学習し、 第三者のアウトプットに出てしまう といった問題がありました。 こちらは、対処方法が2つあります。 1つ目は、入力したデータを 学習しないように設定、 「オプトアウト」という設定をします。 生成 AI の中でも、 ChatGPT では、 オプトアウトという設定がありますので、 ChatGPT、 「オプトアウト」と検索し、 オプトアウトの設定をしてください。 解決策の2つ目として、 API 連携で開発された サービスの使用は可能です。 3つ目は、「著作物の取り扱い」です。 こちらは、生成 AI が 世界中のビッグデータを学習している といった理由から、 過去の有名な小説の一文や、 クリエイターが制作したイラストの一部が 含まれたアウトプットが出てしまう といったことが問題でありました。 また、生成 AI から出力された 内容物の著作権について、 各組織のルールがバラバラである といったことも問題点にありました。 こちらの対処法としては、 内閣府が発表している 両者が許諾を得ているもののみ 使用可能、といったルールに準じましょう。 4つ目は、自社コンテンツの流出です。 こちらの問題は、 オウンドメディアなどの記事を 第三者がブラウジングして、 全く同じブログメディアを作成できてしまう といったところが問題にありました。 生成 AI が、 インターネット上にある情報を 簡単に取得できてしまうので、 自社の情報が流出してしまう といった問題がありました。 こちらの対処法として、 自社サイトのサーバーにある robots.txt ファイルにある ChatGPT ブロックコマンドを入力、 といった方法をとりましょう。 4つ目の「自社コンテンツの流出」のみ、 詳しく説明します。 生成 AI は、ネット上にある記事を 簡単に取得できますが、 仕組みとしては、 ChatGPT-User という名前の ボットが存在します。 ですので、自社の記事の中に ChatGPT-User という名前の ボットが巡回するのを禁止します。 自社サイトに、 「robots.txt」といったものが ありますので、 そこのファイルの中に、 以下のテキストを入力しましょう。 もし、robots.text といった ファイルがなければ、 独自で作っても構いません。 このレッスンでは、 生成 AI を用いる際の、 それぞれのリスクの対処法について 説明しました。 生成 AI を活用する際に、 リスクもつきものですが、 そのリスクさえ対処できれば、 非常に便利なツールになります。 ぜひ4つのリスクを対処したうえで、 生成 AI を実業務で 活用してみてください。

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