コース: プロンプトエンジニアリング基本講座

GPT-3.5とGPT-4の違い - ChatGPTのチュートリアル

コース: プロンプトエンジニアリング基本講座

GPT-3.5とGPT-4の違い

ChatGPT は、 リリースして半年もたたずに アクティブユーザーが1億人を超えました。 なぜ爆発的にここまで増えたのか 疑問に思いませんか。 逆になぜ今までここまでの精度が 出せなかったと思いませんか。 このレッスンでは ChatGPT の歴史から どのように生成 AI が 進化してきたのかを説明していきます。 以前のレッスンでも説明しましたが ChatGPT とは、 GPT というモデルの人工知能を搭載した 会話形式の AI になっています。 なので今回は、 GPT という風に呼んでいきます。 生成 AI はしばしば パラメータというものを用いて 説明されるので、 まずパラメータについて説明します。 パラメータとは、 人間の脳みそでいうと ひとつひとつの細胞になります。 ですので人工知能の中にある 細かいひとつひとつの 細胞と思ってください。 人間もサルから 脳の細胞の量が増えてきたことによって 知能を増しました。 そういったところから GPT もパラメータを用いて 説明していきます。 実は、GPT モデルは 今は、GPT-4 と呼ばれており GPT-1は、 2018 年から発表されておりました。 この時パラメータは 1.2 億個あります。 ただ人間の脳のパラメータと比較すると 人間の脳は 120 兆個あるので まだまだ足りませんでした。 ここから、GPT-1、 GPT-2、GPT-3と 1年ごとに最新モデルが発表されています。 パラメータを比較していくと ChatGPT-1から ChatGPT-2までは、 約 10 倍のパラメータ数が増えます。 また、ChatGPT-2から GPT-3 までは パラメータが 100 倍以上増えています。 ただ GPT-3 の状態の精度だと そこまで注目を浴びませんでした。 GPT モデルは、 GPT-3.5 から注目を浴びます。 パラメータ数が 3,000 億個を超えた時点で より人間らしい会話ができるようになり、 昨今の ChatGPT というモデルが 注目されるようになりました。 更に現在は、 GPT-4 もリリースされており こちらはパラメータ数が 非公開にはなっておりますが、 おそらく 5,000 億から 170 兆個の間という風に 言われております。 GPT-4 でも おそらく人間の脳の パラメータ数には及びません。 ただ、こちらのグラフをご覧ください。 こちらはパラメータ数をグラフにして モデルを推移させています。 GPT-1 から GPT-2 までは パラメータ数は 10 倍になっていますが GPT-3、GPT-3.5、 GPT-4 では、約5年間で 5,000 倍もパラメータ数が 上がっています。 GPT-4 のパラメータ数では 最低でも 5,000 億個以上 と言われているので ここ5年以内には 人間の脳のパラメータ数を 超える可能性があります。 人間の知能を人工知能が超す年のことを シンギュラリティと呼びますが こういったところから 近い将来、人間の知能を 人工知能が超すということも考えられます。 今回は、生成 AI の進化について 説明しました。 まだ人間の知能には及びませんが このまま進化をしていくと よりプロンプトエンジニアリング力が 必要になってくると考えられます。

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