コース: すぐに変われる組織になるには

今すぐコースを受講しましょう

今すぐ登録して、23,200件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。

リスクを取れる組織文化を作る

リスクを取れる組織文化を作る

経営者はよく、「イノベーションの 組織文化を育てたい」と言います。 変われる組織になるために、 社員にはリスクを恐れず 新しい価値を創造してほしいと言うのです。 しかし、それには 思い切った信頼が必要です。 自身の支配力を手放してまで、 そこに踏み込める経営者は多くありません。 リスクを受け入れる組織文化を作るには、 まず、人がリスクに どう反応するかを理解しましょう。 『あなたのパラシュートは何色?』を書いた リチャード・ボウルズは、誰の中にも、 リスクを取る自分と守りの自分がいると 説明しています。 人は通常、安心できる範囲で 手堅く守りに入っており、 そこを飛び出してリスクを取るには、 機会とインセンティブが必要です。 リスクを受け入れるとは、新しい考え方や 行動に報酬を与え、守りに入るモードから リスクを取るモードへと転換するよう促す 組織文化を作るということなのです。 イノベーションの組織文化は 大きなテーマですが、 ここでは、積極的にリスクを取れる 組織に変わる上で、最も重要な 3つのポイントを押さえておきましょう。 まず、許可を与えることです。 リスクを取る上で、 許可は何よりも有効な手段です。 リスクを取れば叩かれると思うと、 誰でも守りに入ってしまいます。 捨て石にならないよう、 小さくなったままです。 こうならないためには、 「新しい意見を出したり、 違うことを試したりしても大丈夫」と、 上司や同僚から繰り返し言われ、 背中を押されることが必要です。 次は、失敗を受け止めることです。 上司がリスクを取る許可を 与えておきながら、期待した成果が出ないと 罰を下したりすれば、部下たちは全力で リスクを避けようとするでしょう。 まずはリスクに挑戦したことを褒め、 その上で失敗から学べることを整理させ、 次に同じ間違いをしないよう 努力すればいいと励ますことです。 最後は、解決すべき問題と 必要な成果だけに目を向けるようにして、 その具体的なやり方は いちいち指示しないことです。 必要なリスクは、 各自に引き受けてもらいます。 途中で細かく口を出されると、人は すぐに守りのモードに逆戻りします。 リスクを取れる組織文化とは、 目的地ではなく進み方です。 イノベーションを促す十分なリスクを 取りながら、組織の将来を脅かす 過剰なリスクを回避するといった、…

目次