コース: すぐに変われる組織になるには

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組織の目的を再考する

組織の目的を再考する

変化の時代に組織が必要としているのは、 全員の行動の目的となるものです。 これを組織の北極星と呼ぶこともあります。 よくある精神論のように 聞こえるかもしれませんが、 すぐに変われる組織になるためには 欠かせない、合理的な要素です。 組織の大小にかかわらず、 絶え間ない変化に応じて 即断即決を繰り返し、 その決定内容を全体に 浸透させ続けることは、 ほとんど至難の業です。 次々に生まれるチャンスから、 その組織の特色にマッチするものを 選び出して素早く行動するためには、 必要な権限を組織の さまざまな人々に委ねることが必要です。 変わり続ける世界に合わせて、 変わり続ける組織になるためには、 人々の素早い意思決定と行動の 拠り所となる目的が必要なのです。 組織の目的には、 次の3つの要素があります。 組織が理想とする 世界のあり方を表すビジョンと、 組織が達成しようとするミッション、 そのための活動において 大切にするバリューです。 この3つは、激しい変化の嵐の中でも 組織が自らの存在意義を 見失わないようにするための、 アンカーのようなものだと言えます。 第1のアンカーであるビジョンは、 組織として実現を願い、 それに寄与したい世界の姿です。 例えば、事業によって 人々の幸せに貢献する、 あるいは、 社会のますますの発展に寄与する、 といったシンプルなものでも構いません。 ビジョンは実現不可能なほど 壮大にしましょう。 配管業者なら、 世界のすべての人々に清潔な水道水を、 というビジョンです。 ソフトウェア企業なら、 すべての中小企業が収益を 最大化できる社会に、 といった大きな理想にしましょう。 第2のアンカーはミッションです。 ここは、組織として 解決していきたい課題です。 自分たちに実現が可能と 思える課題を選びます。 配管業者なら、すべての顧客の問題を 1回の訪問で解決する、 ソフトウェア企業なら、 顧客の経費を削減する、 というように、社員みんなの工夫と 努力で実現できると思えるものにします。 第3のアンカーである組織のバリューは、 第1と第2のアンカーであるビジョンと ミッションに向けて組織のメンバーが 大切にすべき行動指針であり、 これらに沿って決定します。 例えば、公平公正に努めること、 顧客を第一に考えること、 といった指針です。…

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