コース: 日本の事例からSDGsを理解する

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目標1:貧困をなくそう

目標1:貧困をなくそう

「1.貧困をなくそう」について お話しします。 あらゆる場所、あらゆる形態の貧困に 終止符を打つ。 あらゆる場所、あらゆる形態、 漠然とした言葉です。 どこかで起きている貧困、 それは遠い国のことではないかと 思う方も多いのではないでしょうか。 では、ターゲットのひとつを 見てみましょう。 1.1 2030 年までに、 現在1日 1.25 ドル未満で 生活する人々と定義されている 極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。 1日 1.25 ドルという基準があります。 日本ではどうでしょうか。 2019 年の国民生活基礎調査によると、 2018 年の貧困線は、127 万円。 貧困線に満たない世帯員の割合は、 15.4% とあります。 まず、子どもの貧困について、 見ていきましょう。 これからの社会を担っていく、 子どもたちの貧困が増えています。 2019 年に、厚生労働省が行った 国民生活基礎調査によると、 子どもの貧困率は、13.5%。 約7人に1人が貧困であると 言われています。 この調査での子どもは、17 歳以下です。 35 人クラスに5人、 貧困状態の子どもがいる ということになります。 一人で親を待つ子どもたち。 学校帰りに行く場所がない子どもたち。 これは、どこか遠い国の話ではなく、 日本でもしかしたら、 皆さんの家のすぐ近くで 起きているかもしれません。 また、勤労世代の貧困、 若者の貧困も増えています。 日本の人口が1億人を超えた、 1970 年代には、 自分は中流であるという 一億総中流意識がありました。 しかしそれはすっかり過去の話。 今は、非正規雇用労働者が増え、 また、何らかの理由で 働けなくなってしまう人も増えています。 この中では、想定外のことが 起きた方もいるのではないでしょうか。 日本の貧困も、他人事ではありません。 次に、非正規雇用労働者の推移について、 お話しします。 2021 年の、総務省の労働調査によると、 2003 年に 1504 万人であった 非正規雇用労働者は、 2019 年に、2165 万人まで増え、 2020 年に、 2090 万人に減っています。 これは、コロナ下の影響かもしれません。 貧困をなくすために、 持続可能で安心して働く環境を整えることが 求められています。

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