コース: 日本の事例からSDGsを理解する

今すぐコースを受講しましょう

今すぐ登録して、23,200件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。

目標2:飢餓をゼロにしよう

目標2:飢餓をゼロにしよう

「2.飢餓をゼロに」について お話しします。 飢餓に終止符を打ち、 食料の安定確保と 栄養状態の改善を達成するとともに、 持続可能な農業を推進する。 ターゲットのひとつを見てみましょう。 2.1 2030 年までに飢餓を撲滅し、 全ての人々、特に貧困層及び幼児を含む 脆弱な立場にある人々が、 一年中安全かつ栄養のある食料を 十分得られるようにする。 身近に感じないかもしれませんが、 日本でも、餓死が起きています。 食品ロスが問題になっている一方で、 十分に食べ物を得ることができず 亡くなる方がいます。 厚生労働省の調査では、 餓死という言葉はありませんが、 栄養失調と食料の不足での死者が、 数字として出ています。 まず、子どもたちの食料事情について 見ていきましょう。 子どもたちの食事のひとつに、 給食があります。 学校給食は、適切な栄養の接種による 健康の保持増進を図ることで、 1日に必要な栄養素の 約3分の1がとれるように、 バランスを考えながら作られています。 自宅で食事を満足にとれない子どもたちは、 給食のない夏休みに 体重が減ってしまうという 記事も出ています。 次に、18 歳以上で見ていきましょう。 2017 年から、 2020 年にかけて行われた 第7回世界価値観調査で、 この1年間で十分な食料がない状態で 過ごしたことがあるかという質問に、 18 歳以上の国民のうち、 「しばしばあった」「時々あった」と 答えた人のパーセンテージは、 日本では、9.2%です。 飢餓は、生活保護と関連があると 言われています。 2022 年3月の生活保護受給者は、 203 万 6045 人、 2022 年3月の日本の人口は 1億 2526 万人、 100 人に約 1.6 人が 生活保護を受けていることになります。 飢餓は、日本でも他人事ではありません。

目次