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目標15:陸の豊かさも守ろう

目標15:陸の豊かさも守ろう

「15.陸の豊かさも守ろう」について お話します。 陸上生態系の保護、回復および持続可能な 利用の推進、森林の持続可能な管理、 砂漠化への対処、土地劣化の阻止および 逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を 図る。 とても多くのことが盛り込まれています。 では、ターゲットのひとつを 見てみましょう。 15.4 2030 年までに持続可能な開発に 不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を 強化するため、生物多様性を含む 山地生態系の保全を確実に行う。 生物多様性とは、 人間などの動植物から 菌類などの微生物まで 地球上に生息するすべての生き物たちが 支え合いバランスを保っている状態を いいます。 しかし、現在、森林はこの写真のように 荒れたまま放置されていることがあります。 これは木材の輸入が自由化したことから 海外の安い木材を使うようになり、 林業が衰退したためとも言われています。 林野庁の資料によると、 木材の価格は高度経済成長に伴う 需要の増大などで 1980 年に ピークを迎えました。 しかしその後木材需要の低迷や 輸入材との競合などにより 長期的に下落しています。 そして、森林が荒れたまま放置されている ことは人間だけの問題ではなく、 山に住む動植物の問題にもなっています。 餌を見つけられない動物が 住宅地に降りてくるというニュースを 見聞きしたことがある方は 多いと思います。 森林と人は共生していました。 しかし、そのバランスが 崩れたことにより いくつかの問題が起きているのです。

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